SPIRO mini album
[ life goes on blah. ]

'07/09/11/tue. 
release!

WAKRD-025/\1,050(tax in)
レーベル:WAIKIKI RECORD/流通:ブリッジ

<収録曲>
エリオット
彼女の涙
キウィ
SLEEPER
ハイフィデリティ

<CD-EXTRA ライブ映像収録>
エリオット
ATOM HEART
キウィ
彼女の涙



不安定であっても心に響くミュージック。
バンドの空中分解を乗り越えて尚、高らかに声を上げる!

こんばんは。SPIRO中嶋です。
この度は僅か2年弱の活動の末、惜しくもバラバラになってしまった3人でのSPIROとして、
録音しておいたものをミニアルバム(映像データ付)という形でリリースしてもらうことになりました。
吸い寄せられるようにして集まった3人でしていた演奏は、記録として是非残し、
みなさんに特別な愛着を持って聴いてもらえるようにと心底願っています。

今宵、我が人生に壮麗なる君はいない
今宵、救いの痕跡もない

-Jon Auer/『Songs from the Year of Our Demise』封入のライナー・ノーツより

人の作る音楽というものを是非聴いてください。
今回のリリース、本当に嬉しく思います。




−−−−−−−−−−−−<SPIRO中嶋佑樹による全曲解説>−−−−−−−−−−−−

1.エリオット

これは旧メンバーでのSPIROのリーダーであった黒田隆憲氏(Bass&Composer)の作曲。
聖蹟桜ヶ丘のスタジオにて(現在お蔵入りとなっている)次回作のレコーディング中いきなり、
「もう一曲くらい録音しない?」といって彼がギタ−で歌いだしたAメロを繰り返すのみの曲。
これに当時のメンバーが晴れて全員いなくなった後(笑)、僕が歌詞をつけて新メンバーでのライブにて発表しました。
結局、2期SPIROでは最初から最後までほぼ全てのステージで演奏しました。まさに代表曲。

大切な人を失う時に僕たちは、しばしばターニングポイントとなった場面での言動を反省します。
しかしそれで結果がどう変わったかは分からない。
人類共通の夢であるタイムマシーンに乗って歴史を変えるべくやり直すか、
そうでなければ、就寝中か白昼夢の最中に笑いかけてくれるその人に会う。
その他は無いのです。



2.彼女の涙


これはピアノで作りました。
メールで弾き語りしたMP3ファイルをペリー君に送り(コジヲくんにも送ったと思うんですが彼は聴いてこなかったと言っていた)、
次の日リハスタでコード進行を書いた僕のメモを見ながら三人で合わせました。

ペリー「ピアノはフロントから借りてくるの?」
僕「ギターで弾いた方が良いような気がするから要らないよ」
ペリー「(ピアノで作ってきたのに)ギターでもすぐ弾けるの?やっぱ中嶋君凄いやー」
僕「‥ありがとう。(演奏)聴いてがっかりしないでね。」
と、僕らは終始こういう会話が多かった。
ご存知の方も多いと思うが僕は全く上手な演奏家ではない。
彼は他人を褒めるのが日課なのだ。

尚、歌詞はタイのBangkokのゲストハウスで作成。
隣の建物の解体工事が騒々しかった。
フラれた経験のある男性なら分かってもらえるはず。



3.キウィ


そろそろ新曲やりたいなと思っていた夕方からのリハーサル。その当日の真昼間、
夕べ見たSPORTSという友人のバンドが「新曲です」と言って演奏し始めた曲を思い出す。ああいうテンポの速い曲が欲しい!と思い。
15分くらいで書き上げた曲。
アイデア自体はイージーだが、構成が面倒だ。

内容としては「分の悪い恋に一直線に突き進む女性」を「ニュージーランドの羽の無い国鳥KIWI」に見立てた歌。



4.SLEEPER


これはこのアルバムのミックスも既に始まっていたその時、
本当に急いで作成して「この弾き語りも混ぜてください。お願い!」と言って叶った、まさに滑り込みセーフのトラック。
自分の部屋での一発ライブ録音です(ユニゾンの歌だけを重ね録り)。

赤坂にあるリハスタでのデモレコーディングの日、
ラーメン屋でアルバイトをしていたペリー君に対して、
コジヲ氏が「ペリー君、顔が白濁してるよ!今日特にヤバい。絶対とんこつスープの色だよ!」
と言った(彼の賄いばかりの食生活を皮肉った)印象的な会話を踏まえ、ペリー君のことを歌ってみました。



5.ハイ・フィデリティ


旧SPIROでも一二回演奏したと思う。
十代の頃、少し曲を書いていたのだが書かなくなって、
もう七年ぶり位にまた曲を書き始めるようになった記念すべき曲。
同タイトルの映画を見て主人公ロブになったつもりで歌詞を書きました。
曲はアメリカのオルタナ世代のSSW風。というイメージで。



以上、全曲解説でした。
アルバムの中の文字情報は歌詞とクレジットのみ。
その補足としてこの解説をお役立てください。
尚、CD-EXTRAとして収録されていますライブ映像は、
三人で演奏したまさにその最後の日であります。
ご参考までに。